電卓片手に

Linux 版 Google Chrome で、バックスペースをブラウザの「戻る」として使う

投稿日:

2016/01/11 追記: Google Chrome が対応したため crx ファイルは消しています

前回の投稿 に引き続き、Ubuntu によるデスクトップ環境を整えてる。

Linux 版 Google Chrome (or Chromium) を使っていると、バックスペースで ブラウザ右上のボタンの「戻る」相当の挙動ができないのが非常に辛い。

なので、それ相当の機能を作った。

「拡張機能同期が発動して、Win, Mac 環境に影響与える」 みたいなのを避けたいし、 拡張機能にするほど大げさな機能でもないかと思い、ユーザスクリプトにしている。

インストール

backspace_as_browser_back_on_linux.user.js をクリックすると、下から生えてくるバーで何やら聞かれるので「続行」を押す。

どうして XXX 使わなかったの?

類似のものあるんだけど、今回の用途には合わなかった。

Keyconfig を使えばそれ相当のことが実現できるんだろうけれど、同様の機能は、 前回の投稿のキーリマッパー と昔作った knavi で実現してしまっているため、Keyconfig が大げさになってしまう。 (そもそも Keyconfig の HaH 機能に不満があって knavi 作ったんだけど。)

Backspace As Back for Linux という名前がズバリそのものな拡張機能があるので、どうだろうと手を出してみたが、 問題点がいくつかあった。

  1. 拡張機能同期されてしまった時に Mac のGoogle Chrome で妙な挙動をとってしまう
  2. contenteditable な div 要素などにフォーカスが当たってると、「戻る」が 機能してしまう
  3. ソースコード読んでみたら、どうやら利用統計データを送信してるっぽい

ほかの理由

上記のように、既存のものに不満があったことに加えて、「CoffeeScript による ユーザスクリプトの開発をしたかった」というのも理由だったりする。

CoffeeScript で BDD するのに mocha、 history.back などのモックに sinon を使った。

色々苦労があったのだけれど、それはまた別の記事にできたらなぁとおもう。